2018年か2019年だったでしょうか?マドモアゼル愛先生が月のサインは「欠損」であり、自分自身に欠けている部分であるとの見解を示しました。
多くの賛否を呼んだように思います。
この見解に対し、特に世の中の多くの女性が非常に強い反応を示しました。多くの方が共感という姿勢だったように見えました。
その反応は異常に強い反応でした。
これには二つの意味で驚きました。
だって、月自体が女性の象徴なのですから…。
その女性達がこんなにもムキになって騒いでいる。
「愛先生の理論は本質を突いている!」という女性の声はネットから多く見られました。
その後、愛先生はその月の理論が書かれた本を発表しました。最初は出版社からではなく、自主制作版として発売されましたね。私はそれを購入しました。
月のサイン別にどういった部分が欠けているかの説明、そして太陽意識を獲得する事、月の反対側のサインの性質を鍛えていく事が大切なのだと書かれていたと思います。
これについてもサイン別に具体的に書かれていたと記憶しています。
私としては、「月のサインが欠損である」という事に関しては頷ける部分が正直あります。少なくとも、月には積極性はないし、場合によっては甘えや怠惰に繋がるものだと思っています。
そして、月には活き活きした印象は全くなく、暗い印象があります。
この月のネガティブな面、暗い面ついては松村潔先生も色んな書籍で書いていて、私もそういう性質のものだと勉強し始めたころから思っていました。
現に月のサインの欲求を最優先して、太陽や土星のサインの性質を全く使おうとしない方を見たことがあります。その方はいつも同じテーマで悩んでいました。
自分自身の実感としても月が現状維持、怠惰、過去へのこだわりという方向(ある意味ではダークサイド)に引っ張ろうとしてくることを理解しています。
この様に、「月のサインが欠損である」というマドモアゼル愛先生の見解は、非常に鋭いものであり、私もそのように思います。
但し、マドモアゼル愛先生はこの理論をホロスコープリーディングにどう反映させるかについて、全く語っていません。
もう愛先生はそのレベルから離れているのかもしれませんが、私としては占星術を教える立場として、ホロスコープを読む事に影響が出るのかと考えたいです。
私としては、影響が出ないと考えています。
愛先生も対応策として、太陽意識を使うべきだと言っています。私もその通りだと思います。
そして、さらに私は太陽と月を組み合わせていく事がとても大切だと思います。
そもそも月には太陽の目的を形にする役割、具体化させる役割があります。
これは松村潔、ディーン・ルディア、ロバート・ハンドなどの占星術家も述べています。
月と太陽は陰と陽であり、セット。
だから欠損である月にもしっかりとした役割があると思うのです。
ディーン・ルディアは「月は太陽の目的を実現する方法と手段。つまり、月がなければ、ほとんど意味がない。」とまで語っています。
そして、ノエル・ティルが考え出した「太陽と月のブレンド」という素晴らしいテクニックもあります。
これは全ての天体を性質を理解し、有効的に組み合わせて使おうとする試みです。
ですので、やはり私的な結論としては月にネガティブな側面はあるけれど、月にも役割がある。
太陽意識を獲得してその意図を月に当てる必要があります。これにより、自己実現が起こるからです。
ということで、今回の「月の欠損」の件は私にとって、月と太陽を組み合わせてホロスコープを読む事の有効性について改めて評価する機会になりました。
「月の欠損」という見解を受けて私が考える事は以上です。
コメント
コメント一覧 (2件)
はじめまして
先生の動画見させていただいてます。
先生の講座を受けたく思ってきましたが、何しろSNSがよくわからないので、クーポンをゲットする、講座料金など詳細を知りたくても辿り着けません。
どうしたら良いでしょうか💦
何か簡単な方法うはありませんか?
大山様
お問い合わせありがとうございます。
メールにて返信させて頂きました。
Shinya