私は西洋占星術師、そして講師として多くの方と向き合ってきました。
その中で占星術を習得するのはなぜ難しいのかが段々と見えてきました。
色んな理由がありますが、上達を妨げている原因は大きく以下の二つが挙げられると思います。
①講座を受けっぱなしでアウトプットしていない
②占星術のシンボルを体験していない
①に関しては、学んだ事をまず自分自身のホロスコープで検証し、間違っていてもいいから結果をノートに書いてみる事が大切です。講座の感想でも良いです。
一回、自分なりに言葉にして答えを出してみるのです。
結局、クライアントさんに対してセッションを行う時も、言葉にする作業が必要です。
頭の中でいくら考えていてもアウトプットしないと、自分がどこまで理解していて、理解していないのかが分かりません。間違っている事でさえも気付けません。
物事を学ぶとき、インプットとアウトプットはセットです。インプットだけの勉強は存在しません。
アウトプットは必須です。これが意外と世の中で認識されていないなと感じました。
②に関しては、シンボルを占星術の講座や教科書で見ているだけだと、暗記する事になります。それでは、覚えたことになりません。
私は占星術のシンボルを覚えるのは、人間を理解する事と一緒だと思います。
あなたは友達の性格を暗記しないですよね?
それと一緒です。
占星術のシンボルは生きています。
ご家族やご友人の生年月日を聞いてホロスコープを見てみて下さい。そして、その人と一緒に過ごせばいいのです。
そうすると、自分と違う性格が浮き上がると思います。そこに、あなたなりの占星術の考察を入れていくのです。
そうすると、例えば牡牛座の人の、のんびりした雰囲気、天王星が効いている人のピリついた空気、蟹座の人の優しさに気付くことができるでしょう。
その時に、何とも言えない、言葉では表現しきれないようなシンボルの本質をあなたは掴む事ができます。
それは、どんな有名な先生の講座を受けたとしても、海外の権威のある占星術家の講座を受けたとしても手に入れる事の出来ないあなただけのモノです。
あなたの手の中にあるものです。
つまり、占星術を学ぶ上で一番大切な事は、あなたが起こす行動、あなたが体験して感じ取る事です。
実はここから掴み取るものなのです。
なぜならば、占星術は人生とダイレクトに繋がっているからです。
そして、占星術師や占星術講師は必ず相手と向き合います。人との関係が第一なのです。
風の時代は情報の価値がなくなっていき、逆に感情や体験の価値が上がると言われています。
本当の意味で占星術の様なスピリチュアルなツールの価値が上がる時です。
この大きな切り替わりのタイミングで本質に気付いて下さい。
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