太陽と月を組み合わせなければホロスコープは読めない

前から占星術講師としての意見を述べてきましたが、私はマドモアゼル愛先生の『月の欠損』はホロスコープリーディングに全く使えない考え方だと思っています。

なぜならば、ホロスコープリーディングをする上で一番大切な事は「太陽と月を組みわせて読む」という事だと私は考えているからです。

私はアメリカの占星術家である故ノエル・ティル氏の「太陽と月のブレンド」というメソッドを知った時、衝撃的でした・・・。


こんなにもホロスコープを読む方法が明確化されたメソッドに出会った事がなかったからです。

私はそこから太陽や月について、洋書を読むなどして深めてきました。

アメリカで活動した占星術家のロバート・ハンド、ディーン・ルディアは『月には太陽の意図を形にする機能がある』と語っています。

ディーン・ルディアは『月が無ければ形にならないのだから、月が無ければ太陽の意図はほとんど意味がない』とまで言っています。

つまり、月がなければ太陽の目的や意図を形にできないという事です。

太陽は男性性を表し、月は女性性を表します。

人間をはじめ、動物の子孫は男性と女性が調和し、二つが交わる事ではじめて授かる事ができます。

男性がいくら「俺の子供が欲しい!」と叫んでも、女性が居なければ子は授かる事ができないのです。

女性の体を通して子供は生まれてきます。つまり、意図を形に変えるのは月(女性)の役割。

私はめちゃくちゃ納得できます。あなたはどう思いますか?

これは自然の摂理です。

ですから、こう考えれば月が存在しなければ、太陽の目的や意図を形にできないというのは当たり前の事なのです。

月と太陽、つまり陰は陽を、陽は陰を、互いに必要としているのです。

もっと深めてみましょう。

太陽は能動的な意志であり、月は受動的な力を持ちます。

能動的な態度だけが良くて、受動的な態度はダメなのでしょうか?そんな事はありません。

ちょっと想像してみて下さい。

ある人が「私はこれをやりたい!今から見てて!」と言ったとします。

そしたら、そこに「すごいね。今の良かったよ」と受け止めてくれる人が居て、初めてその場は成立します。

その場に居る人が全員「私が今からこれをやる!すごくない?」と言ったらどうでしょう?

場は成立しません。

表現者が居れば、必ず観客は必要です。

表現者だけの場というものは場として成立していません。

つまり、受け止めてくれる人というのは必ず場に必要なのです。

更に考えてみましょう。

古い時代の男女関係はこうです。

男性が女性に「結婚してください!」と思いを伝え、女性はそれを受け止めます。

この関係で言えば、男性は太陽で女性は月です。

男性にとっては女性が居ないと、この「家庭」という場は成立しません。

男性は月が表す家庭(安心・安全の環境)を作るのが下手な人が多いからです。

だから、女性にそれを任せているのです。

ですから、こういった古い時代の男女の役割と言うのは見事に太陽と月を表しています。

男性は太陽を発揮して仕事で稼ぎ、

女性は月を発揮して家族みんなが安心・安全に感じる事ができる家という環境を作る。

これが月と太陽が調和した理想の家庭です。

だから月には太陽が必要です。そして太陽には月が必要です。

月と太陽、両方には役割があります。両方必要です。陰と陽の二つでセットだからです。

だから私はマドモアゼル愛先生の「月の欠損」という考え方はホロスコープリーディングには使えないと思っています。

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